チンタセネーゼ( Cinta senese )
ここトスカーナ州には有名な豚がいます。
主にシエナ近辺、そしてトスカーナ州で生息しているDOP(原産地名称保護制度)に認定されている " チンタセネーゼ "です。
数が非常に少ない貴重な豚で、写真のように黒豚なのですが背中から胸のあたりまでの部分は白い帯状の模様が入っているのが特徴です。
広い森の中でたくさん歩き、どんぐり、栗や大麦などの穀物といった自然の良質なものを食べて育てられているので、もちろん良質なお肉になります。
他の豚肉と比べて若干脂身がありますが、この脂身の部分はとても綺麗な白色で、赤身の部分は少しピンクがかった綺麗な色をして、ちょっと塩気のある美味しいお肉に仕上がります。
もちろんサラミもたくさんの種類があります。
その他の調理法は例えばパスタのソース。
こちらは Pici al ragù di cinta senese チンタセネーゼソースのピーチ。
このパスタも元々はシエナのものなので、シエナの料理ですね。
このソースは、ベースは玉ねぎとほんの少しのニンニクを。そしてミンチにしたお肉を入れて、白ワインを入れアルコールをとばします。味付けはお塩と、フェンネルシードで。
そしてシンプルにグリル。
こちらもシンプルに、お塩とチンタセネーゼと相性のいいフェンネルシード(これは自然のものですが)で味付けします。
チンタセネーゼのお料理はいろいろありますが、その中でもお肉の味がシンプルに分かるグリルを是非一度召し上がってみて下さい。
本当に美味しいお肉だということが分かっていただけると思います!