タリアータ ( Tagliata )
トスカーナ州はイタリアの中でもお肉が有名な州です。
何と言っても一番有名な料理は "Bistecca alla Fiorentina " (フィレンツェ風ビーフステーキ)ですが、その他の様々なお肉料理の中で、よく食べられているものの一つにタリアータがあります。
最近は、鶏肉や豚肉をグリルしたものを薄切りにしたものにもこの名前が使われていたりしますが、
一般的にタリアータというと、" Tagliata di manzo con rucola " を指します。
牛肉の薄切り、ルッコラ添えです。
こちらのお料理は、オリーブオイル、塩、バルサミコ酢で味付けしたルッコラを下に引いて、上に牛肉のサーロインの部分を塩のみを使用しグリルにして、薄く切って乗せたものです。
お好みで、ルッコラと一緒に薄く切ったパルミジャーノチーズを加えることもあります。
(この写真もルッコラとパルミジャーノがお肉の下にあるのですが、分かるように上にも乗せてみました。パルミジャーノの薄さはこのくらいです。)
そして最後に、ペッパーミルで挽きたての黒胡椒とオリーブオイルをかけたら完成です!
これまたシンプルなお料理。
ですが使用しているのはお肉、ルッコラ、パルミジャーノ、オリーブオイル、塩、胡椒、バルサミコ酢だけで手をあまり加えていない分すべての食材の味のごまかしもききません。
お肉の焼き加減も、レア〜ミディアムレアで召し上がってください。
イタリアのおじいさん、おばあさんってすごく元気だと思うんです。
私はその原因の一つにお肉をよく食べる事があるんじゃないかなあ、と思っています。
あとフライ物もたくさん召し上がります。
彼らと話しているとあまりに元気で勢いに負けてしまうことも多々あるんです。
食は大事ですね。
元気の源だと思います。
特にお肉は!