アーティチョーク ( carciofi )
10月頃から3月頃までの旬のお野菜アーティチョーク、イタリア語でcarciofi ( 複数形 ) 。
何種類もあり、料理方法も様々。
前菜では、サラダやピンツィモーニオなどで生で食べることが多いです。
主に生で食べるときに適していると言われるのがモレッリーノ。
薄く切ってレモン、オリーブオイル、塩で味つけて食べる Insalata di carciofi (アーティチョークのサラダ )。その上にパルミジャーノを薄く切って乗せるとさらに美味しい。
ピンツィモーニオ(Pinzimonio 何種類かの季節の生野菜を、オリーブオイル、お塩、レモン、胡椒で食べる ー 新しいオリーブオイルが出てきた時期や、春先の生野菜が美味しい時期に食べることが多いです)の時はみなさん食べ方に戸惑うみたいですね。
外側の固いところだけとって出されるので、後は1枚1枚から剥がして食べるけど、初めの方は先の方は固いので、茎に近い方を半分くらい食べて残して、最後の方は内側しか残らないので柔らかく残すことなく問題なく全部食べられます。
リゾットやパスタのソースもよく使います。
天ぷらのようにフライ(ただし使用するのは小麦粉とお水のみ)にしても美味しいし、ボイルにしてシンプルにオリーブオイルで食べたり、煮込んでもまた美味しい何にでも調理できる万能なお野菜です。
こちらはRisotto ai carciofi e rigatino 、アーティチョークのリゾット、リガティーノ添え。
この相性ももちろん抜群です。リガティーノは、ほぼパンチェッタ(豚のお腹の部分を塩漬けにしたものです)と同様ですが、トスカーナ州で食べれるものです。
スマートなアーティチョークが多い中、このように丸く太っているものもあります。
ひときわ目立つ存在。マンメです。
中にイタリアンパセリ、にんにく、パンチェッタを詰めてオーブン焼きにして食べるのですが、またこれも他の調理法とは違う味を楽しませてくれます。