フィレンツェのファーストフード
ここ何年もフィレンツェでもいわゆるファーストフードのハンバーガーを出すお店が増えています。
マクドナルド、バーガーキングのような世界中のどこにでもあるチェーン店もありますが、イタリア人が経営するハンバーガー屋さんも多いんです。
一般的にイタリア人にとってにとってのファーストフードは、パンに生ハム、サラミ、チーズ、野菜などを挟んで食べるパニーノでしょう。
例えばこれはその場で目の前にある具から選んで作ってもらったのですが、モッツァレッラ、ズッキーニ、サルシッチャ(イタリアのソーセージ)のパニーノです。
ですが、こちらフィレンツェのファーストフードと言えばこれでしょう。
それは、ランプレドットです。
私は両方好んで使いますが、食べるときは、オリーブオイルに唐辛子を漬け込んだソースと以前ご紹介したサルサヴェルデをお好みで。
フィレンツェではpiazza dei cimatori の ” Pollini” やvia de'macci の ”L'antico Trippaio” のように屋台を出しているところや、中央市場の1階にもNerboneというところで食べることができます。
昼時はいつもどこもいっぱいです。
老若男女みんなが好きな料理です。
ご存知の方も多いと思いますが、これは牛の胃です。
第4の胃、これがランプレドットです。
これをお水、塩、胡椒、人参、月桂樹、セロリ、玉ねぎ、ほんの少しのトマト(ペースト)、(パセリを入れても可)と一緒に2〜3時間煮込めば出来上がりです。
ちょっとかしこまってこのように食べさせてくれるところもあります。
なんだかわからないけど、時々無性に食べたくなってしまいます。
ひょっとして私もフィレンツェっ子に少し近づいたのかしら・・・?