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アルバへ

皆さんご存知の通り、今は白トリュフの季節(9月中旬から12月いっぱい)です。

イタリアではトリュフで有名なところは主に、ピエモンテ州(アルバ)、マルケ州(アクアラーリャ)、そしてトスカーナ州(サンミニアート)と言われています。

今回はお仕事でピエモンテ州のアルバに行ってきました。

アルバは人口約3万人の小さな街です。ですが、この時期はトリュフを求めて世界中からたくさんの人がこの街に集まってきます。

街に人はあまりいないのに、一体みんなどこにいたんだろうと思ってしまうくらいレストランはどこも満席です。

お店の方のお話ですと、今年は雨があまり降らなかったので例年よりトリュフの量が少ないそうです。

ピエモンテ州の郷土料理を頂いてきました。

こちらでグリッシーニはどこも手作りで、テーブルの上に素敵に置かれています。

まず前菜から。

こちらは、生のお肉に白トリュフをかけたもの。お肉は、お塩、レモン、オリーブオイルでの味付け。

シンプルにお肉とトリュフの味が伝わってきます。

(イタリアでは、お肉を生で食べる文化は北イタリアからだいたいローマくらいまでと言われています。南の方は生のお肉を食べる文化はなくグリルにした場合もよく焼かないと食べれない方がほとんどです。)

こちらは玉ねぎ、セロリ、白ワイン、アンチョビ、ツナと一緒に煮込んだ仔牛肉に、ツナ、マヨネーズ、ケッパー、アンチョビ、白ワインで作ったソースをかけたお料理、vitello tonnatoです。

次はパスタを。卵をふんだんに使ったピエモンテ州のパスタ ”タヤリン”(バターベース)に白トリュフをかけて。

そして同じパスタ、タヤリンを豚肉のソースで。パルミジャーノもたっぷりかけていただきました。

こちらはカルナローリ米を使ったリゾット。そこに使われているチーズはこれもピエモンテ州のチーズ、ラスケラでした。

こちらもピエモンテ州で有名なパスタ。お肉(一般的には仔牛肉)を詰めたアンニョロッティ。

一番印象に残った料理はこちらかもしれません。ココッテ。こちらではスープ皿にチーズ、生クリーム、卵が入っていてよく混ぜてからいただきます。

デザートは、トローネのセミフレッドが有名ですが、今回はマロングラッセを使ったセミフレッドをいただきました。

こちらもピエモンテ州で有名なデザート、ブネ。チョコレート風味のプリンです。

切り分けていただきました。

やはりこの土地はフランスに近いこともあり、バターとチーズをふんだんに使います。

(こちらにオリーブがほとんどないということもあるのですが)

お野菜をボイルしたものをお願いします、と言ってもこのようにフォンティーナ(のチーズを溶かし卵を入れるのでこのような黄色になります)というチーズと一緒に持ってきてくれました。

こちらはカルディという冬のお野菜です。

ピエモンテ州はワインもお料理も美味しい州。最後はこの綺麗な風景を見ながら帰路につきました。

イタリア各地の景色は本当に素晴らしい!

皆さんも息抜きをしたくなったら是非!街中から離れたところで美味しい空気と景色とワインとお料理はいかがですか?

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