リボリータ
言わずと知れたトスカーナの郷土料理。
Ribollita リボリータ。
この料理の特徴は、トスカーナのお野菜であるカーボロネーロ、トスカーナ州でよく食べるいんげん豆、お塩が入っていないトスカーナのパン、そしてこれもトスカーナの香草のペポリーノを使用することです。
カーボロネーロは10月頃から4月頃のお野菜である為、当然リボリータを作れるのはカーボロネーロの季節と重なります。
こちらがトスカーナのパンです。
パンではイタリアで初めてD.O.P(保護指定原産地呼称)に指定されました。
そしてこちらが香草の pepolino ペポリーノ(ジャコウソウ)です。
自然に生えているもので、 maggiorana(マジョラム) , timo(タイム), origano(オレガノ)に香りも似ています。
作り方は、まずベースにネギか玉ねぎをオリーブオイルで炒めます。
そして刻んだキャベツ、カーボロネーロ、セロリ、にんじん、じゃがいも、ズッキーニ(他の材料と比べて少なめ)を入れ、お塩で味付けして、火が通ってきたら用意した半分の量のいんげん豆を入れます。
全てが馴染んできたら、お水ともう半分の量の漉したいんげん豆を入れます。
パンは1日経って少し乾燥しているトスカーナパンを用意し、そこに塩、胡椒、オリーブオイルをかけ、オーブンに入れトーストします。
そしてトーストしたこのパンを先ほどのスープの中に入れ、約1時間煮込むと出来上がります。
香草のペポリーノもこのパンとスープの中に束ねて一緒に入れて煮込み、煮込み終わったら取り出します。
Ribollita " 再度煮る" という意味からもわかるように、味が馴染んだ2日目の方が美味しいです。
召し上がる直前に、黒胡椒、美味しいオリーブオイルをかけてお召し上がりください。
パン、お豆、お野菜たっぷりのお料理なのでベジタリアンの方にもお勧めです!!