viareggioのカーニバル
ちょっと過ぎてしまいましたが、先日までイタリアはカーニバルの時期でした。
昨年はカーニバルの時期に食べるお菓子をご紹介しましたが、今回はトスカーナ州、viareggioでのカーニバルのご紹介です。
今年は、1月27日に始まり、2月17日が最終日でした。
開催される曜日もバラバラですので、もしこちらに観にいらっしゃる際は情報収集をお忘れなく。
これはもうお祭りですので、始まる何時間も前から見る人もスタンバイしていて、もちろん子供だけではなく大人もメイク、衣装に凝っていて見ているだけでも面白い!
日本で言うと、私はテレビで見ただけで実際に観に行ったことがないので申し上げにくいんですが、青森のねぶた祭りのような感じではないでしょうか?
いくつもの巨大なオブジェが作られ、それがカーニバルの敷地内を往復し、各オブジェの前にはそのオブジェにちなんだ衣装を着たダンサーがいて、みんなたくさん練習したであろうダンスを披露してくれるのです。
巨大なオブジェは、その年に話題を集めた人などの物が主に制作されます。
政治家はいつも登場します。
イタリアでは若い人からお年を召した方まで政治の話はよくしますし、テレビで活躍するコメディアンも政治ネタを毎回持っていて、観客の笑いを誘います。
オブジェを一緒に登場するダンサーは、すごく揃っていて(イタリアなので一糸乱れるというようなものではなく、言うなれば演劇のような完成度があるという意味です)ものすごくうまいチームもあれば、子供からお年を召した方までいらっしゃって踊るのを楽しんでいるチームがいたりと様々ですが、共通するのはやはりみんなが楽しんでいるということ。そして見ているこちらまでが参加しているような気分になり、とっても楽しいこと。
もちろん見に来ている人も、みんな終始笑顔が絶えませんでした。
それにトラブルはつきものです。
すごい音量とともにダンサーとオブジェが移動しているのですが、みんなノリノリで踊っている最中にあるチームの音楽が突然流れなくなってしまいました。
すると、彼らは向かい側を移動しているチームの全く違う音楽に合わせて踊り出したんです。
それもみんな同時にすぐに。
これがイタリア人の臨機応変に対応できる能力の高さですね。
それはすべてのことに言えると思います。
このカーニバルでも人生を大いに楽しんでいるイタリア人を再確認しました!