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Taste

今年もフィレンツェのStazione Leopolda で、イタリア各地(他にも、ドイツ、オランダ、スペインなどからの出展もありました)からの主に食材 の見本市 " Taste " が11日から13日にかけて開催されました。

今年も約400社が集まり、各社の様々な商品を目にすることができました。

この展示会において8日からは、フィレンツェの各レストラン、Barなどでこのtasteとコラボレーションした様々な試食、試飲会が開かれていました。

その数は約90回に及びました。

この見本市で一番目にする機会が多かったのはやはりサラミ類でした。

各州においてその州オリジナルのものがあるのでそれを目にして説明を受け、試食できるのは本当に楽しい時間でした。

こちらはボローニャのサラミ、サラメ ローザ。

主に豚の肩、モモの部分を使用し、お塩、ニンニク、胡椒を加えて作られるそうです。

その他で私が一番印象に残ったのは特に2つ。

まず、お米です。

イタリアでも北イタリアは穀倉地帯で、お米をよく食べる地域です。

その中でも有名な " acquerello "

このお米はトリノから北東約50kmのところにあるLivorno ferrarisで作られています。

これはフィレンツェ市内でも購入することは可能で、使っているレストランも幾つかあるのですが

このお米は1年、もしくは7年(これは試している最中だそうです)寝かせたものを扱っています。

お米の主成分のでんぷんの数値を一定に保つ為だそうで、約25工程を経て商品化されているそうです。

その場でその作業を動画で見せていただいたのですが、これほどの工程が行われるので作業は全てオートメーション化されていると思いきや、その機械のほとんどは昔から使われているものを使用していました。

このお米に対する愛情と、またここでもイタリアの良き伝統を垣間見ることができました。

そして、ドルチェから。

あまり写真がうまく取れていませんが、イチジクの実を使ってその中にアーモンドやくるみを挟めていたり、チョコレートをコーティングした商品を扱っている " Santomiele ".

その他にもチョコレートが何種類かありました。

こちらはナポリから南に約120km のところにある prignano cilentoで作られています。

こちらの商品は、すべて職人さんによる手作業。そして使われている素材のクオリティーはすべて最高ランクのものを使用しているそうです。

見た目もとても綺麗で、この箱詰めされたドライイチジクが家にあったらどんなに嬉しいだろうと想像してしまいました。

イタリア各地では、週末になると様々な市場が開かれたくさんの商品が並びます。

そこで知り合った方や、このTesteに毎年出店される方々との再会で話が長くなってしまったり、仕事の話なんかそっちのけで、出店している方々に ” 今度日本に行くんだけど、どこに行ったらいい?” なんて話しかけられることも。

一つのブースが狭いので、一人がブースの方と話し始めると他の人はずっと待ってないといけません。

待たされても、もちろん誰も怒る人はいません。待たされている人達で話が弾んでしまうこともしばしば。なんともイタリアらしい。

出口の前では、Tasteにあった商品を購入することができます。

一般の方々も入れるので(バイヤーの方とは入れる時間帯が違いますが)是非日程が合えば行かれてみてはいかがでしょう?

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