BACCELLIのサラダ
最近フィレンツェも暖かくなってきました。
それと同時に花粉が飛び始めてきているので、ちょっと辛い時期の始まりでもあります。
そして毎年暖かくなってきて、春を感じるようになると食べられる物があります。
それはこちら!
Insalata di baccelli e pecorino.
レストラン勤務の時、メニューを日本語に訳していた時は " そら豆とペコリーノチーズのサラダ " と訳していましたが、もちろんこのbaccelliはそら豆とはちょっと違います。
そしてこちらトスカーナではこのbaccelli、生で食べます。
火を通してパスタやリゾットと一緒に食べる方もいらっしゃると思いますが、断然 " 生 " がおすすめです!!
それが本当に美味しいんです。私の胃が許すものなら、ずーっと食べていたい。
1日のごはんがこれだけでもいいと思えるくらい好きです。
baccelli 、旬が大体3月から5月までなので、この時期にしか食べれないと思うと特に旬の終わりは惜しみながら食べてしまいます。
調理も簡単。
このbaccelliと、ペコリーノチーズとscarolaというサラダを写真の大きさに切って塩、胡椒、オリーブオイルで味付けたら完成です。
baccelliは粒が小さい方がみずみずしくて美味しいです。なので粒が大きい場合、ちょっと手間ですが外側の皮を剥くと美味しく食べられます。
それからこのbaccelli、トスカーナでの言い方でトスカーナ州以外の方はこの言い方をしないのでメニューだけを見るとbaccelliがなんだかわかりません。
面白いことにイタリアではこういうこともあるんですね、野菜とかフルーツとか州によって呼び名が違うということが。
イタリア全土では、fave(複数形)と言います。