トスカーナのイカ料理
今回ご紹介するお料理はこちらです。
Calamari ripieni alla livornese con piselli
イカの詰め物ピリ辛トマトソース グリンピース添え
ソースはトマトソースですが、唐辛子が入っているのでピリ辛です。
メイン料理にピリ辛トマトソースを使用するとき、それはalla livornese (リボルノ風)と表記されます。
リボルノはご存知かもしれませんがトスカーナ地方でもフィレンツェのような内陸ではなく、画家のモディリアーニや作曲家のマスカーニなども生み出しているリグリア海に面する街です。
ご紹介するお料理ですが、まずイカの中に詰めるものの準備を。
頭、足、内臓の部分をオリーブオイルにニンニクを入れたフライパンに入れ、塩、胡椒で味付けをし(もしお野菜を入れたい場合はズッキーニやほうれん草を細かく切って入れでも可です)そしてミンチにします。
そこにパルミジャーノチーズと卵の黄身を入れ混ぜます。
イカの中にこの材料を詰め小麦粉をつけ、オリーブオイルを熱したフライパンに入れて火を通します。
そしてオリーブオイル、にんにく、唐辛子にトマトを加えたリボルノ風のピリ辛トマトソースにこのイカを入れて煮込めば完成です。
付け合せにはグリンピースを添えることが多いです。
柔らかく煮るための材料はほんの少しのオリーブオイル、にんにく、お塩、少量のお砂糖、お水です。
日本人の方の感想で " イカに詰め物をしているのでイカ飯を思い出す " という方もいらっしゃいました。
トスカーナ料理の中でお魚を使った料理はお肉料理よりも圧倒的に少ない。
そんな中の一皿です。