リノのお料理教室
レストランは辞めてもリノには相変わらずお世話になっています。
何と言っても私の師匠なので、まだまだ教わりたいことがたくさんあります。
今回はPanzanoにある " Fattoria montagliari " でリノのお料理教室が開催されました。
こちらはワイン、オリーブオイルを作っているところで、レストランと宿泊施設が併設されているアグリツーリズモです。
今回のお客様はカナダ人。みなさんフランス語圏ケベックの方です。
とても明るくて、親切な方ばかり!
でもここで一つ注意を。
フランス語圏のカナダ人の方を英語圏のカナダ人の方と間違えてはいけません。
歴史を踏まえてだと思いますが、いろいろあるようです。
どこの国にもあることですよね。。。
メニューはこちら
前菜 melanzane al limone ナスのレモン風味 パルミジャーノチーズがけ
panzanella パンツァネッラ
パスタ pappa al pomodoro パッパアルポモドーロ
ribollita リボリータ
risotto con zucca gialla e gorgonzola カボチャとゴルゴンゾーラのリゾット
gnocchi di patate al coniglio ポテトのニョッキ うさぎソース
メイン ossobuco alla toscana 仔牛のスネ肉の煮込み
fricassea フリカッセア(卵とレモンを使った仔牛肉の煮
込み)
付け合わせ caponata カポナータ
melanzane ripieni di carne ナスの仔牛肉詰め
デザート torta di l'uva 葡萄のケーキ
torta di riso お米入りプリン
こちらはribollitaの材料を説明しながら用意しているところ。
melanzane al limone !
ossobucoの仕込み!
今回お料理教室に来られた皆さんは、イタリアとイタリア料理が好きな方達。
皆さん真面目にメモを取られる方多数でした。
このメニューの中で皆さんが一番興味を示したのは、やぱりパスタでした。
先日スウェーデン人の方のお料理教室も開催したのですが、やはりイタリア料理=パスタという印象が世界的に強いのでしょうか?パスタの時は皆さん明らかにテンションが違いました。
カナダ人の方も同様、ニョッキを作る時は全員が皆さん交代で作っていました。
そして女性はパスタの次にはやはりデザートが気になっていたようです。
torta di l'uva !
料理教室が終わったら皆さん一旦休憩して、再度集合して集まって食事を。
その時にはこちらで作っているChianti Classico をはじめとする3種類の赤ワインとともに。
リノのお料理教室を随時開催しています。
プロの方からお料理を楽しみたい方まで幅広くプログラムを作成いたします。
こちらの"Fattoria Montagliari" では宿泊も出来るので、例えばプロの方には3泊1日6時間コースなども可能です。
もしくはこのように郊外でなくても、フィレンツェでも受講できます。
お気軽にお問い合わせ下さい。
ちなみにリノの経歴は
料理学校卒業後、18歳よりシェフとなる。
イタリア全土の5つ星レストランでシェフとして勤務。
アメリカ、ヨーロッパ(フランス、スイス、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーなど)でトス
カーナ料理を広める。
フィレンツェで1975年よりRistorante "da Lino"を開店。
1981年より約5年にわたり、イタリアの国営放送局で料理番組を担当。
現在も様々な料理番組、ラジオに出演。
チームフェラーリからオファーがあるも辞退。
フィレンツェコック協会会長、FIPE(フィレンツェのレストランを管轄する組織)会長など様々な
役職を歴任。
昨年のMilano Expoにおいてもトスカーナ州からの依頼によりフィレンツェ風ビーフステーキを世界中
のジャーナリストに披露。
交友関係も広く、現イタリア首相、大臣、欧州議員、フィレンツェ市長、ヴァチカン司教、小澤征爾
など数多くの友人を持つ。
というように特にトスカーナ料理においてはプロ中のプロです。
ですが、イタリア人なのでレッスン中も笑いが絶えません。
プロの方相手には、ちょっと厳しくなるかもしれませんね。でも、質問に答えられないことはまずありませんし、特にトスカーナ料理に関しては数少ない "語れて作れる人" です。
お料理教室においては皆さんのご希望に添いたいと思っていますが、良質のトスカーナの食材をふんだんに使った本物のトスカーナ料理をご提供できればと思っています。